FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

求めよ、されど与えません

しらかば、という字面はかわいいと思う。
十二月がもうすぐ終わる。
十二月が終わるということは一年が終わるということで、でも、一年が終わるからといってなにがあるというわけでもないでしょ。なにもしたくない。会社の入り口には門松が立った。竹が毎日枯れた笹を落とすのでそれが散って、きたない。

なにもしたくない。

いろんなものを見て、いろんなものを見て、いろんなものを見て、それには金銭が必要で、そのために働いて、働いて、働くけど、怠惰になって、そうただ、怠惰で、どんどん他者が必要になっていって、怠惰で、空洞を直視することはこわい。生まれたくなんてなかったのです。でも誰に訴えかければいいの。おかあさん、おとうさん、セックスしやがって、ちくしょう。わたしをわたしたらしめている要素とはなんだろう、と思う、わたしが発生しないようにうまいことしてくれたらよかったのにな。死にたいなんて思わない。思ったことはない。消えたいとはずっと思っている。毎日思っている。でも、ひと、消えることはできない。わたしはわたしの痕跡を消しきれない。わたしは拡散しすぎてしまった。そして慣性にしたがって今日も呼吸ををしている。
一年が終わる。

書くことがない。
スポンサーサイト

わたしを堕胎してゆく

 デスクでぼうとしながら「わたし今日なにを買って帰ろうとおもっていたんだったかしら」と思案にくれていてその間ずっと後輩が不安げな顔でわたしを眺めていたことはわかっていたけれどでも今日なにを買って帰ろうとしていたのかおもい出すほうがわたしにとっては遥かにたいせつなことだったのでそのまま一生懸命かんがえていてそしてはっと閃いて「ゴム手袋だ!」て言ったら不安げな顔をしていた後輩がびっくりした顔になって「なにがゴム手袋なんですか?」て尋ねてくるから「うん今日ね帰りになにか買って帰らなくちゃっておもっていたはずなんだけれどそれがいったいなんだったかおもいだせなくて困っていたのでもいまおもいだしたよゴム手袋なんだよ」って説明をしたら彼女「ああ、なんだ、そうですか…」と言って脱力をしたからなあにどうしたのって尋ねたら「先輩さいきん忙しいですし仕事で滅入っているのかとおもいましたすごい苦悩に満ちた顔をしていましたよ」と言ってきてたしかにわたしさいきん臨時とはいえ面倒な役職を背負って妙に忙しくなっているのでその心配にありがとうって言ってそしてゴム手袋でごめんねってあやまったの。ごめんね。
 ゴム手袋を買ってきたよ。
 冬は手が荒れます。
 焼き鳥とお寿司とおおきな瓶のラムも買ってきたの。今日はもうなにを作る気力もなくて、ばんごはん、焼き鳥とお寿司だったよ。お酒は、半端に残っていた赤ワインにオレンジジュースいれてレンジでチンしただけのホットワインと、このあいだ成城石井で買ったスパークリングワインくじに入ってたコンタディカスタルディだったの。いまいい感じに酔っ払っていて、もうすぐ眠るところ。眠る前に、ミルクにラムを入れてあっためて飲もうと思っているの。冬場のわたしのメインアルコールは、ホットワインとホットラムミルク。ホットバタードラムも大好きだけど、そういえばあんまりつくらないなあ。
 白菜とおとうふを茹でてポン酢をかけてたべようとおもっていたけれど、もうおなかいっぱいだし、酔っ払っているし、ちょっと料理とか、できない。
 去年いっしょにクリスマスをした友だちと、今年もいっしょにクリスマスをする。うれしい。
 鎌倉でデートをした女の子とは今月中にもう一回会うし、さいきん知り合った近くに住んでいる女の子たちとも来年の約束がある。きのうは高校の友だちと久しぶりに会ったし、他にもいろんな約束がある。ああ、しあわせだなあ。息が詰まる。約束、うれしい。約束、くるしい。がんじがらめの未来線、ほら、先を見通したい、あしたのわたしを制御したい。他人にならないで。他人にならないでよ。他人にならないで。安心したい。
 ねむりたいの。
 約束があると約束を果たすまでわたしは生きていなくちゃならない。約束はうれしい。すきなひととの約束はいつだってうれしい。それはわたしを生かす。生かしてしまう。約束を果たすまで生きていなくちゃならない。約束はうれしい、約束はしあわせ、約束はうれしい。約束に至るまでの生が×××
、×××
 知りたくないことなんかひとつもない。知りたいことなんかひとつもない。暴きたくないし、暴かれたくないし、暴きたい。暴かれたくはない。空が真っ赤になって、天井が降ってきて、海はわたしの体内にある。横断歩道はうまく渡れないし、上手に歩くことは犬が連れて行ってくれなくちゃできない。犬の鼻のようにきかない。白い足跡。長く連なるのは見たくもない行列だあ。行進してゆくのは無数の脚だ。
 だいじょうぶだよ。だいじょうぶにしよう。もう二〇一一年は終わるよ。平成二十三年は終わるよ。足音もなにもかも消していくようにわたしの肺に酸素が降り積もるよ。蛇口をひねれば水が出るんだ。あしたは三時半に起きて四時には部屋を出なくちゃならないけれど、わたしはたぶん二度寝をして三時五十分に慌てて起きるのだろうな。読んでいない本や、きいていない音楽や、ひとりでない時間、大切にしきれない愛情、むつかしいことなんていわないでよ。電気ひつじのようになりたい。アンドロイドの夢を見るか?なんて問いを与えられたい。

夕景

晩ご飯はシナモンロールとキティで、さっきまで眠っていたのにもう眠い。
甘いものとお酒を一緒に摂取すると、眠い。
中途半端な重さでちょっと苦い赤ワインにウィルキンソンのジンジャーエールを入れて飲んでいる。
さいきん家に帰っていなかったから、お酒なにがあったかなってわからなくて、悩んで、買っていこうかなと思って、でもきょうは雨だったから買いものに行くのが面倒で行かなかった。帰宅したら、ちょっと前に成城石井で買ったワインとジンジャーエールがあったので、よかった。シナモンロールは、帰り道にあるパン屋さんで買った。他にもウインナーのバジルロールとか、三種類のチーズのパンとか、買ったけれど、それはお昼に食べてしまった。
朝の十時くらいに帰ってきて、昏々と眠っていた。パンをいくつかたべて、ホットワインを作って飲んで、昏々と眠っていた。
夕方に自治体が鳴らす童謡で目が覚めた。
本を読んで、お酒を飲んだ。さっきまで眠っていたのに、もう眠い。
さいきん小説を書いていない。
もうしばらくは土日が休みなので、ふだん不義理を働いている友人たちに会いたいのだけれど、眠たい。
明日は鎌倉へ行く。紅葉を見に行く。
楽しみなのは嘘じゃない。でも、面倒くさい。
眠っていたい。

四六時中嘘をつく。なんでもいい。嘘がいい。騙していたいし、騙されたい。
靴紐がほどけることに意味を見出したり、汚れた服に顔をしかめたり、日の出に目を細めたり、電車の速度に驚いたりする。
よくわからない。
日々は過ぎる。

ゆっくりと腐っていくという言葉は、かわいくて、ちょっと好き。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。