スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グレープフルーツジュースを飲む

口内炎の痛みのピークは木曜日で、金曜日にはすこしましになっていた。土曜日にはだいぶ落ち着いていて、日曜日には「まだちょっと白いけど、柑橘が直撃したりしない限りはもうそんなに痛くないな、大丈夫だな」という状態になり、よかったな、と安心していたら風邪をひいた。こんな時期に風邪をひくことはほとんどなかったのでびっくりした、要するに免疫力が落ちているということなのだろうか。

グレープフルーツジュースを飲む。

わたしの風邪は喉からで、いつも風邪をひく前は、あの不愉快なイガイガが兆候としてやってくる。わたしはいつも、それを感じ取るやいなやポッカポカに体を温めて白湯をたくさんのんでビタミンをたくさんとってゴリゴリ眠る、そしてたいてい「あっこれは風邪だ!」という明確な症状が出る前に治る、のだけれど今回の風邪は初速がすさまじすぎた。だって日曜日、眠たくてゴロゴロお昼寝していて、夜はライブに行くから夕方までちょっとスヤァしようと十二時ごろ眠りについて十五時ごろ目覚めてそして目覚めたときにはもうすでに風邪をひいていた。十二時まではとっても元気だったのになんだろうこれ理不尽、目覚めた瞬間にあの不愉快なイガイガを通り越して明快な喉の痛み閣下がご到来、どうしてくれるの。その後は頭痛がするわ鼻水が出るわ咳き込むわで散々だった。ちなみに体温計がお部屋のどこかへお隠れになってしまったので、熱はわかりません。栄養を摂らなくてはと思い生姜入りの野菜スープを作りガブガブ飲み、パブロンを飲む。ライブは諦める。眠る。

で、朝、起きた。喉はまだちょっと痛い、鼻水はまだちょっと出る、でもまあ割合だいじょうぶだろう。生姜入りの野菜スープをガブガブ飲み、パブロンを飲む。出勤前にナチュラルローソンで、キレートレモンとグレープフルーツジュース、それからノンシュガーののど飴を買う。仕事をする。
グレープフルーツジュースを飲む。ビタミンを摂る。脳内でラッパを吹きながらうさぎがスローガンを掲げている。「野菜を食べましょう」。「果物を摂りましょう」。「健康に生きましょう」。キラキラ紙吹雪だって舞ってそれはきれい。でもこの脳内イメージはかなりばかっぽいな。うさぎが踊る。らっぱの音が鳴る。
痛いのは嫌だな。苦しいのも嫌だ。今日の夜には、林檎を買って帰る。

ライブの感想など。

20160519thu|LIPHLICH主催「DOUBLE FUTURE.0」@高田馬場AREA
LIPHLICH主催のイベントで、出演はMix Speaker’s, Inc.とlynch.。
先日、仕事でちょっとイラついたことがあって「頭をたくさん振りたい!」とlynch.のライブを調べていたら見つけました。この3つのバンドを知っている人ならわかるだろうけれど、この3バンドはすべて、毛色がゼンゼン違う。音楽性も見た目もステージングも全然違う。だから面白そうだなと思って、ソールドだったけれどチケットを探して、幸いにして見つかったので行ってきた。
とてもおもしろいイベントでした。
わたしはもともとlynch.のファン(でも最近はあんまりライブ行ってない)で、MSIも初期はぼちぼち観ていて、LIPHLICHは最近たまに観に行くことがある、という感じ。だからどのバンドに対してもつかず離れずな感じなのだけれど、そういうラフな立ち位置から観ても、楽しいイベントだった。どのバンドも、自分たち以外のファンを楽しませよう、それだけじゃなくて隙あらば狩ってやろう、という感じ、いい意味でガツガツしていた。
目当てだったlynch.、とても久しぶりに観たのだけれど、グンと演奏が良くなっていて嬉しかった。わたしが馴染んでいる旧曲たちも数曲やっていて(リザードとか、パルスとか)それらの演奏がかつての勢いをそのままに、グッとソリッドになっていて非常に楽しかったです。楽しかったので、今年は東京のライブは行くようにしよう。
MSIは、YUKIくんが脱退してから初めて観ました。相変わらず演奏はひどいものだけれど、フロアを楽しませようとする姿勢はやっぱりすごいなと思う。
LIPHLICHは、前ドラムの丸山くんが脱退してから、ちゃんとした演奏を聴くのは初めて。去年のクリスマスに観てるけど、あのときはアコースティックだったからね。で、率直に述べれば、以前と比べてものすごくよくなっていた。丸山くんが下手だったっていうのもあるけど、新しいドラマーと進藤さんのプレイスタイルがカッチリはまっているっていうのが大きいんじゃないかなあ。はまっているっていうか、はまるように合わせたのかな。なんにしても、グルーヴが格段に良くなっていて、聴いていて気持ちよかったです。

20160520fri|D.A.N.「1st Album『D.A.N.』Release One Man Live!!」@渋谷WWW
去年のSoundohb以来、がっつりはまっているD.A.N.のファーストワンマンがあったので行ってきました。40分押しで始まった・・・という印象なのだけれど、もしかしたらO.A.だったのかもしれない、よくわからない・・・。開演時間の19:30から、グルグル回る青い照明がフロアを照らし始めて、20:10くらいにメンバーが入場、演奏開始。
終始水底にいるような、視覚も聴覚も大きなうねりに取り込まれて揺さぶられるような、そんなライブでした。数曲、映像を使った演奏があったのだけれど、その映像もとてもよかった。基本的には幾何学模様と音の波を同期させたような映像だったのだけれど、その映像自体はあまり強い意味を持たないような、どうとでも解釈できるような絵がとてもよくって。D.A.N.はループの酩酊感が気持ちいいバンドなので、その感覚をそのまま絵にしたような映像は、音に溺れるような感覚を助長して最高でした。
全体的に照明が寒色で、青とか緑、あとは静かな白とか。MCもパフォーマンスもさほどなく淡々と進むステージが、夾雑物のない水みたいできれい。
アンコールのGhana happy ver.、テンポ早すぎて最高に楽しくって、ハイになれてよかった。ベーシストの指が忙しなく動くのをみながら、あれたぶん大変だよな、なんて思いながら、それが余計におかしくって、楽しかった。

WWWはすこし変なライブハウスで、フロアの段差が多くて、しかも高い。わたしはこれまで、このライブハウスは一番後ろからしか見たことがなくて、見えづらいし前にも行きづらいしでかなり嫌いでした。でもこのライブで一番前のブロックに降りてみて(整番1番だったのだ)、ちょっと印象が変わった。フロアの一番前、つまり一番下のエリアにいると、音が降ってくるみたいですごく気持ちがいい。
呼吸の苦しくない、色の移り変わるふしぎな水底。冷たくも温かくもない、平熱の。ずっと踊れるよと思った。気持ちのいいライブでした。もっと曲数が増えたら、もっと長く踊らせてほしい。
スポンサーサイト

音楽で情景が

ブログを書くと友だちからメールがくるって最高。たとえ下唇の内側の左側に、先週の日曜日に思いきり嚙んだせいで、真っ白い口内炎が四つもできていたってね。

口内炎ってじろじろ見るととってもグロテスクで不気味、動き出しそう、唇に埋没したスライム感。あるいはイソギンチャクとか。そういう軟体の、なんだかよくわからないものが寄生して、ゆっくりと目を開いていくみたい。いまできているのはプックリと膨らむタイプの赤い口内炎ではなく真っ白くて真ん中に切れ目があってその周囲は赤く炎症しているタイプの口内炎で、要するに裂傷だよね、なにもしていなくてもじくじくと痛んで不快だけれどそれはそれで楽しい。ふだんはまったく存在しない違和感が唇の端に住んでいて、それが常にわたしに主張をしてくる。耐えきれない痛みではなくて、ただ漫然と恒常的にじわじわと甘く痛い。そこだけ切り取って交換してしまいたいような不愉快さがあって、そこだけわたしの体でないような違和感があって、でもその不愉快さや違和感ってこれがわたしの体だからわたしが痛みとして認知している。ああ体だな、これは体だ、これに縛られてわたしは思考だけになれない。鬱陶しいな、おまえは誰だ?外側からわざと撫でてやると、歯の先端に触れて、じんわりと痛む。

音楽で情景が狂う。外は初夏だ。
まだ梅雨がきていないから本当は春なんだろうな、でも今日は気温が高い、空も晴れていて。いやみな真っ青の降ってくる朝が、強制的に目をこじ開ける。ひかりは痛い。口内炎よりも鋭いやつだ。
前職はとにかく朝が早くて、出勤はだいたい朝の五時代だった。そうすると暗闇の中出勤することが珍しくなくって、通学する子どもなんかもまったく見かけない。わたしは公共交通機関を使わないで通勤していたから、社会と関係しているという感覚もどんどん希薄になる。
今はごく普通の時間に通勤していて、朝の八時とか。そういう時間にてくてくと最寄駅まで歩いていくと、ランドセルを背負った小学生や、自転車に乗った中学生なんかとすれ違う。空からは雨が降ったり光が落ちたり、影が通り過ぎたりする。猫が目の前を横切る。この町は猫が多い。
通勤中は、プレイヤーに入っている音楽をシャッフルで聴いている。流れなんてまったく気にせずに、ランダムで流れてゆく継ぎ接ぎのセットリスト。晴天でも雨の歌が流れる。晴天でも夜の歌が流れる。パッパッと視界が切り替わる。現実の視界にフィルタがかかって、それは幻想のレイヤーとしての雨。幻覚のレイヤーとしての夜。キラキラと光は降って、鋭く痛い、空は晴れている。どんな音楽が好きなの?情景が浮かぶような音楽が好きだよ。
音楽で情景が狂う。外は初夏だ。

しろつめくさを摘む

生きています。生きているのでいろいろ変わったりしている。具体的にいえば職とか。住所とか。そういったものが変わっている。でも生きている。生きているのでいろいろ変わったりしている。
長く勤めた職を離れて、まったく違う仕事をしている。土日はきちんとおやすみで、規則正しい環境。お給料は低いけれど、満足している。静かに生きたい。苦しみは長くやさしい。寄り添っていることをときどき思い出す。この子とは永遠に一緒に行く。ずっとずっと一緒に行く。
横浜を出て東京に来た。歩いて五分の場所に図書館があって、夜の八時まで開いているからすきだ。わたしは都会がすき、トーキョーがすきだよ。地方に回帰する、なんてぞっとする。ライブに行って、美術館に行って、お酒をのんで、深夜に帰る。図書館で本を読んで、カフェで本を読んで、バーで本を読んで、深夜に帰る。
とてもひさしぶりに恋人ができた。彼女とわたしはすきなものが少し似ていて、でもたぶん本質はまったく違うのだと思う。だからすきだなと思う。わたしはもともと恋愛に対する執着がさほど強い方ではないから、たぶん彼女と別れてしまったら、きっともう恋人を作ったりしないんだろう。それでいいと思う。この瞬間瞬間を愛しいと思う。
生活がやわらかく過ぎ去る。大切にする。しろつめくさを摘む。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。